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バリアふりぃ・2 [闘病記]

前回に引き続き

我札幌市バリアフリー&福祉の殿堂
「身体障害者福祉センター」
またの名を
「身体障害者更生相談所」

その道中見た事感じた事編



最寄りの駅構内の案内に従って行くと
CA3C0149.JPG
エラい足腰鍛えられましたよって話しw
CA3C0140.JPG


いや 確かに一番近い出口と言う点で考えると
1番出口で間違いは無い
札幌市のサイトでも1番出口と明記されている
サイトに載っている略図も1番出口からとなっている

駅のホームから改札へ上がって来ると
すぐにデカデカと「出口ー1 身体障害者福祉センター」
初めて来た駅なので隅々までは知らないケド
もしかしたら改札口が複数有るのかも知らんが
少なくとも乗降ホームと改札口
地下何階相当に当たるのか不明だけど
ホームの1フロア上が改札
当然足が不自由な人や車椅子の人はエレベーター
エレベーターを出たら即改札口
切符を通すゲートは幾つも有るのだが
エレベーターの直近ゲートが車椅子対応型ゲート

そのゲートの目の前に
CA3C0149.JPG


この施設に来るのが目的の人は素直に従いますわな
車椅子の人ならソレを信じて延々ドン詰まりまで行くのでしょう
CA3C0147.JPG
行ったトコロで結局階段ですから
また延々引き返す事になる

結局後になって分かったコトだけど
4番出口とやらにエレベーターが有るらしい

もっとデカデカと書いとけや


もっと言うとですね
市のサイト
「1番出口から徒歩3分」の前に
最初にエレベーターは4番って書けや


そんな申し訳程度に画像の片隅に「4番(エレベーター)」
map.jpg

携帯じゃ見えね〜ってのw
4番出口エレベーターを
こだま公園くらいで書け

そんなにこだま公園デカくする必要有る?
それとも来る人みんな公園寄って遊んでるの?


そもそもどんな人達がメインの利用者なんだ?って話しでね

「階段長過ぎて途中で帰ろうと思いましたわ」
そんな話しを面談の1番最初にしましてね
「あの階段歩いて登ったの!?」って
「あそこの階段長くて大変らしいよね〜」
ってコトは過去にも何人か居たんじゃないの?
「なんでエレベーター使わんかったの?」

「一応サイト見て確認したら1番出口徒歩3分」
てなってたからその通りに来ただけの話し
そのページも開いたままだったので見せてやった

「ね?ホントでしょ?」

伝えておくわってコトだったケド
まぁ...お役所仕事だからな〜所詮


この施設に来る人の大半が障害者である事に間違いは無いハズ
だったら最初にエレベーターの有る出口4番を記すべきだと
もし1番出口の方が近いじゃんってクレームが出たら
利用者の大半が障害者なのでねって言えば良い

ドコから出てどっちに進めば良いんだろ?
そんな目的でサイトを開いた時
「1番出口から徒歩3分」
コレ以上に何が必要だろう?
略図も1番出口からの簡易地図

配慮がタランよね


サイトなんて欲しい情報が手に入ったら
それ以上は深追いせんよね大抵は
ましてや急ぎで移動中に見てるわけだし
だったら上位に記載すべきは4番出口エレベーター
下位に1番出口徒歩3分
画像に小さくエレベーターは論外
携帯じゃその文字小さすぎて見えんし

施設利用者の多くが障害者
有用 必要であろう情報
それらを確実に分かりやすく

情報を書いたと言う事実だけで
伝わっているかは問題では無いらしい
事実俺が指摘するまで知らん
俺なら二十四軒駅構内の表示も合わせてやるケドな


福祉やバリアフリーなんて
所詮こんなモンだ
天下り先の施設を次々作って
色々やってる風の実績作り
利権の中でゴニョゴニョやってるだけ
スゴク悲しいけどホントのコトだ


せめて情報くらいはバリアフリーでよろしくどうぞ


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さすがに [闘病記]

さすがに今日は震災の記事が多いですね。

2年前の今日、僕は何をしていたかと言うと、リハビリ病院でリハビリでした。

午前中のリハビリを終え、午後のリハビリ中に大きな長い揺れ。
そこは1つのフロアを殆ど体育館の様にした広いスペース。僕は窓際でストレッチを受けていました。最初は「揺れてるね〜」なんて感じでしたが、徐々に揺れも大きくなって一向に弱まる感じも無く、ちょっとヤバイんじゃないかなと思い窓際から離れました。デカいガラスが連なる窓際でしたからね。ガラスが降って来たら大ケガしちゃうから。フロアの中央に寄ったは良いけど、もし天井が落ちて来たらどうしようとか、その日のリハビリ担当は以前僕に「両足義足は歩けない」と言い放ってくれた人でしたが、「あぁ〜ここが崩れて下敷きになったらコイツと一緒に死んじゃうのかぁ...」とか、揺れてる間ずっと考えてたのを今でもハッキリ覚えてます。

その後自分の病室に戻り早速テレビを付けたら、そこには想像を絶する現地の惨状が映し出されてました。テレビを見て、震源が東北な事や現地がとんでもない事になっている事、今まさに津波が襲っていること等を知りました。はじめは十勝とかが震源で、北海道だけが揺れたと思ってましたから。

もう2年、あの日から。

僕にとっても激動でした。両足に始まり片目片耳、上肢運動機能に平衡感覚と記憶、いっぱい無くなりました。それでも被災地で本当に何もかもを無くしてしまった人達の喪失感に比べると...。

僕の激動も未だ続いています。決して治る事は無いと太鼓判を頂いた原発性免疫不全症候群、それを裏付けるかの様な入退院の連続、いつまた繰り返すか分からない髄膜炎への恐怖、死ぬまで続くであろう治療。正直不安で一杯だ。それでも最初は「助からない」と言われ、次ぎは「良くて植物状態」と言われ、そして寝たきりから車椅子になり、歩くのは不可能から歩ける様に。その渦中に置いては、その微々たる進歩さえ感じる事が出来ずに居たが、今改めて振り返るとこれだけ良くなった。だが、被災地の現状は未だ復興の目処すら立たない地域が数多く有るし、福島にいたっては自宅に戻る事すら許されない状況が何十年も続くとさえ言われてる。
未だ激動の渦中で先が全く見えない。

もう2年なのか。まだ2年なのか。人それぞれで感じ方は如何様にもなろう。

この2年間、僕が折れずに来れたのは、気にかけてくれる人、想ってくれる人が居たからに他ならない。家族はもちろん、知人友人顔見知りから全然知らない人、そしてブログにコメントを頂いた人達。その存在が無ければ僕なんかとっくに折れて自暴自棄になってたのは明白だ。

被災地には未だ多くの物理的現実的な支援が必要だ。でも一番大切なのは、たとえテレビや新聞で最近見かけなくなったとしても、未だ激動の渦中である被災地を気にかけるみんなの「想い」ではないかと。復興が完遂するまで風化させないという想いではなかろうかと。
僕がそうだった様に。

 
ただ今のBGM
Sukiyaki by Kyū Sakamoto



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初級-身体障害者入門-8 [闘病記]

ドコに行くの!?オレ!?

CA3C0416.jpg「目を見張る回復ぶり」ではなく、「目に余る」回復ぶりに(笑)とうとう主治医から三行半を突きつけられた僕は、いつ赤紙が届くのか戦々恐々としながら日々のリハビリをこなし、その毎日を買いだめて有ったポンジュースと駄菓子にてシメるという有意義な日々を送っておりました。

CA3C0417.jpg思い返すと、意識が戻ってからのたかだか2週間程の間に本当に色々な事が有りました。ホントに。
渦中に居る時は、それが永遠に続くかの様に感じ何度も心が折れそうに。いや、折れました。ホントは。
喋れない事で折れ、筆談でも字が書けない事で折れ、いつまでも食べれない事で折れ、想像以上の体力の無さに折れ。結局、折れ過ぎて一周回って前向きに(笑)。結果オーライって事で。

僕が生まれながらにして持っている運の良さも多少は有ったのでしょうけど、やはり生死を分けたのは先生方の適切な処置に他ならないと。そして何より、僕の生還を頑に信じて一日も休む事無くそばに居続けてくれた嫁の「信じる」心の強さに尽きると。奇跡とは、信じる事の先に生じるものではないかと僕は思いました。

命が助かっただけでも充分に奇跡でした。当初は言葉にも詰まってマトモに会話が出来ない状態でした。両手も殆ど自由がききませんでした。特に利き手の右が。右目も感染症が酷く失明との診断でした。右耳も全く聴こえなくなりました。記憶も色々と無くなってしまいました。

でもね、信じてさえいれば奇跡は色々と起きるんですよね。

あんなに喋れなかったのに、今では健常者とほぼ互角に喋れる様になり、手も動かなかったのに、今ではこうしてキーボードを叩いてブログも更新できる様に。以前は携帯のメールすら満足に打てない有様だったのに。更には大好きだったギターも少しずつ。右目もどうにか失明を免れ少しずつ視力も出て。無くなってしまった記憶は、自分で自分の歴史を再インストールして少しずつ補完。右耳だけは復調の兆しすら見えない状態だけど、いつか必ずと信じて。

さてさて、両足だけはナンボ信じても新たに生えて来る事は無いので(笑)、リハビリの本丸として専門の病院に転院して過酷な(?)訓練を受ける事になるわけです。
そしていよいよ主治医からの赤紙が発令され、同じ市内のリハビリ専門の病院へと転院が決まりました。聞く所によると、そこはリハビリの専門で、運動機能の回復に特化していて、更に言語などのリハビリも行っている病院とのこと。
ただ、恐れていた事が一つ。僕が入る病室は4人部屋...。


トモダチ何人できるかな!?オレ!?

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初級-身体障害者入門-7 [闘病記]

キャラメルフラペチーノ言えんのか!?オレ!?

CA3C0411.jpgえぇ、言ってやりましたとも。ニクらしいまでにスタイリッシュにキメてやりましたよ。
横で注文してたオネエちゃんに2度見されたくらいにスタイリッシュ。
出て来たのはキャラメルマキアートでしたけどね。まぁ、そこはヨシとしようじゃありませんか(笑)。

CA3C0413.jpg言うなれば40過ぎたオッサンの『初めてのおつかい』ですよ。
あんなオサレなカフェ〜で注文とか緊張するじゃないですか。
御丁寧に店員さんがわざわざカウンターの外に出て来てくれて、メニューなんか手渡してくれたりして。あんな若くてキレイな店員さんがですよ。そりぁ注文するだけで緊張してノドもカラカラですよね。注文の前に水もらおうかと思いましたわ。

そんな中でのキャラメルですよ。あとはもうフラペチーノでもマキアートでもどっちだってイイじゃないですか(笑)。そんなモンどっちが出て来たトコロで僕にはハイカラ過ぎて見分けなんぞ付かんのですから。
そんな細かいハナシはヌキにして『初めてのおつかい』は大成功!なのか?


CA3C0414.jpgその頃の僕はと言うと、リハビリが終わったっちゃ〜車椅子でキコキコ自販機まで行きデカビタを買い、家族が面会に来たっちゃ〜一緒に売店へ行き駄菓子を買いあさり、家族が帰るっちゃ〜見送るついでに例のカフェ〜でコーヒーを飲み、ICUでは考えられない程の元気な患者に成長(笑)しておりました。

CA3C0412.jpgそのあまりの傍若無人な振る舞い、そのICUの患者らしからぬ元気さ、そのボーダレスな感覚、それはもうバリアフリーにも程があると言う事で、主治医からこんな提案が有りました。
『ここまで回復出来たのであれば、早めにリハビリ専門の病院へ転院した方が良いのでは?』『本格的リハビリを始めるのが早ければ早い程、社会復帰も早く出来る。』『ここは急性期の患者さんしか入院出来ない。』との提案で、要は「駄菓子ばっかり食べてるなら転院して下さいヨ」と言う事です(笑)。

かくして大型トレード要員として指名をされた僕は、残されたICUでの日々を原因不明の発熱と、熱のこもったアツいリハビリとで過ごすのでした。

ドコに行くの!?オレ!?


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初級-身体障害者入門-6 [闘病記]

小遣い足りんのか!?オレ!?

いやぁ〜買ってやりましたよね〜、この時は。The大人買い。
入院ってのは知らず知らずのウチに結構ストレスが溜まるもんで。
基本的に寝たきりだったし、喋れなかったし、伝えれなかったし、食べれなかったし、飲めなかったし、更には足が無くなってたし。
まぁでもね、車椅子だって色んなトコ行けるからヨシとしよう。

この売店デビュー、我が家の「大蔵省大臣」である奥さんに車椅子を押してもらっての堂々入場(笑)。
臨時予算案可決。よって小遣い足りるかの心配ナシ!
車椅子だと、買い物カゴを膝の上に乗せて買い物出来るから楽チン。先ずは夢だったポンジュースにコーラとUCCのブラック。あとは店内をひとしきりウロウロ。

CA3C0409.jpgいつの時代も駄菓子のコーナーが子供らに大人気なのは近所のスーパーだけに限らず病院内の売店とて同じで、その混沌とゴッタがえした群れの中にカゴを抱えた足の無いオッサンが車椅子で近づくと、それはもうモーゼの十戒(笑)。
目に付く駄菓子を値段に関係なく次々にカゴへ放り込む快感。痛い程に突き刺さる羨望の眼差し(笑)。
『ボクもあんなふうに買い物がしたいなぁ...。』と言いたげな子供らに、『キミ達も一杯勉強して立派な大人になって大人買いしなさいね』とは言えなかった大人な僕(笑)。
おそらくその場に居た多くの保護者達は口々に『ちゃんと勉強しないとあのオジサンみたいになっちゃうわよ』と子供らに言っていたに違いない(笑)。

日本の未来を背負う子供達の反面教師になれた僕はシアワセ者である。のか?

かくして無事に売店デビューを果たした僕は、次ぎなる野望として同フロアにある某コーヒーチェーン店にて、『自分でメニューを見て注文してみたい』に決定〜!。
そのためにはもう少し舌の筋力を復活させるリハビリが必要な状況でした。と言うのも、長期にわたるカニューレの使用で喋るという事を全くしていなかった為、舌の筋力が落ちまくっていて、少し喋ると舌が疲れてすぐにロレツが回らなくなってしまうのですよ。そんなコトではカウンターにてスタイリッシュに『キャラメルフラペチーノ、トールでお願いします。』って言えないもんね。きっと「カぁメぅフら%@*〜&、とぉーぅでおね$*%いま〜す」になる予感が(笑)。これじゃ〜サスガに愛想の良い店員さんも『すいませぇ〜ん、当店ではアルコール類は...。失礼ですがコレ以上はお飲みにならない方がよろしいかとぉ...。』と言わざるを得ないもんね。


キャラメルフラペチーノ言えんのか!?オレ!?


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初級-身体障害者入門-5 [闘病記]

幻肢痛治まんのか!?オレ!?

CA3C0405.jpg結果から言いますとですねぇ、両足を切断してから今現在で1年と5ヶ月ほど。
はい、全然治まらんデス!

頻度は多少減ったものの、相変わらずの釘グサッでグリグリからの電気ビリビリ。幻肢痛殿は健在でございます。
今こうして書いてても時折。

CA3C0402.jpg他の切断者も同じなのかなぁ?どれくらいで治まるんだろ...?これは「切断」だからなるのかな?
いえね、切断と離断と言うのが有るらしく、僕の場合は「切断」と言うらしいんですよ。んで、切断てのは骨の途中で切る事を言うらしく。例えば僕の場合だと膝の下の、要はスネの真ん中よりも上で「切断」したので、下腿切断の短断端になるらしい。
似た様な感じで、もし仮に僕の手術が遅れて膝から切ったとしたら、膝離断と言うらしく。
要は、骨の途中で切ると切断、関節から切ると離断って事でよろしいのでしょうか?詳しい方いらっしゃいましたら是非コメントにて補足をば。

僕の場合は両足なので「両足下腿切断」。リョウソクカタイセツダン。なんだかカッコいい響きだなぁ(笑)。何かロゴでも考えてT-シャツでも作ろうかな(笑)。そんなもんダレも買わんか...w。
「両足下腿切団」ちょっとワルそうで惹かれるなぁ...(笑)。団ね、断じゃなく。こだわりとしてw。

全然話しは変わるんですけどね。いやもぉ、変わり過ぎて書くのもためらわれる程なんですけども。
手作り弁当って、毎日毎日中身を何にするか考えるのって大変じゃないです?
作る手間そのものよりも、献立を何にするか考えるのが大変じゃありませんコト?奥さん。
そんな時に冷凍食品ってステキですよね?って事を強く言いたい訳ですよ。僕は。

何を言いたいかっていうとですね、時には手抜きも必要ですよねって事を言いたい訳ですよ。
もっと言うと、手抜きしたってイイじゃない!って開き直りたい訳ですよ。
さらに付け加えるならば、手抜きしてドコが悪いのよっ!と窓を開け放って叫びたい衝動を禁じ得ないですよって事を言いたい訳ですよ。
弁当箱のスペースが余っててどうしよう?って時にニッスイのカニクリームコロッケじゃ駄目ですか?って事を強く強く言いたい訳ですよね。

それはどういう事かと言うとですね、手作り弁当もブログも同じですよって事を声高らかに言いたい訳ですよ、僕は。ブログと言う名の弁当箱がスカスカの時は冷凍食品を使いますよボクは、って事も密かに言いたい訳ですよ。手抜き宣言ですよね、事実上の。で、その冷凍食品てナニ?って話しですよね。

今回の冷凍食品はですねぇ、ウチのバンドの『ワビフォント』という曲のデモ。デモにもホドが有るってホドのデモなんですが、この曲はウチのコンポーザーであるVo.のスガデガス氏が、入院中の僕を想って書いてくれた曲でして。それに関しては凄く泣かせる話しがありましてね。いえ、書きませんけど。



手抜きついでにもう一品。
こっちのオカズは、上のネタを元に僕がザックリとバンド風アレンジに料理してみた一品です。
外はサクサク、中はジューシー。お口に合いますかどうか。


この時期の病院での僕はというと、以前は常時つながれていた点滴も朝と晩の2回程に減り、ゴハンも準普通食、リハビリも少しハードなものもこなせる様に。そしていよいよ近日中にICU病等から売店等への外出許可も介助有りでOKに。夢にまで見たポンジュース(笑)、コーラやコーヒー、そしてラムネやジューシー等の駄菓子。売店で買いたい物が一杯。もう気分は遠足前日のガキですよ(笑)。

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初級-身体障害者入門-4 [闘病記]

次のステージに進めんの!?オレ!?

過去にはバンドで数え切れないだけステージに上がっていた僕ですが、「お粥」の初ステージを散々な形ではありますがどうにか乗り越え、段々と普通食へと近づいておりました。トロみ系水分もほとんどストレートな水分がOKになり、売店のポンジュースまであとわずか。果汁モノはポンジュースに限りますねぇ(笑)

また、最初はムリヤリ乗せられた車椅子も、どうにか自分自身で乗り降りが出来る様に。
各筋力UPのリハビリも、最初は5回でギブアップだったのが10回まで出来る様になり、そしてそれがやがて20回になり。原因不明の熱以外は全て順調に進んでおりました。

CA3C0399.jpgその頃から「幻肢痛」が酷くなりました。
ウワサには聞いてましたが、ココまでエグいとは...。

五体満足な人には聞き慣れない言葉とは思いますが、読んで字のごとく。切断者には必ず付いて回る事象らしく、切って無くなってしまった部分が、実際には存在しないのに、さも有るかの如く痛む訳で。
CA3C0403.jpg人によって感じ方は様々らしいのですが、僕の場合はクギを踏んだ様な痛さで、思わず背中がのけぞる激痛。
熟睡してても飛び起きます。反射的にその痛い場所に手が行くのですが、哀しいかなその足は無い訳で。

CA3C0400.jpg僕の場合は、大抵が足の裏の土踏まず、もしくは同じく足の裏の指の付け根にクギが刺さる感じ。しかも刺さった後にグリグリされつつも、更に電気を流されてる様な超ウルトラドSプレイ(笑)。もうね、痛さにのたうち回るとはコノことかと。回り過ぎてスッカリ角がとれてましてね、おかげで丸くなりましたよ。丸くなったって言うか球体ですよね。
しかも痛み止めとか効かないし。そりゃそぉ〜ですよね、そもそも存在していない場所が痛いんですから、無い場所に効かせる薬なんて無いわけで。ひたすらビクンビクン痛さにのたうち回って耐え忍ぶしか術は無く。

いずれは治まると言う人もいれば、かれこれ何年も幻肢痛と付き合ってると言う人も居るし。短い人で半年から一年くらい、長い人は一生。

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初級-身体障害者入門-3 [闘病記]

ちゃんとゴハン食べれるのか!?オレ!?

先ず結論から言いましょう。
全然食べれませんでした(笑)。更に言うと、とても食えたモンじゃナイっ!

いやぁ〜凄く楽しみにしてたんですよ、この時を。
今までがどんなだったかと言いますと、鼻から管を通しまして、その管に点滴風にゴハンと言いますかエサと言いますか(笑)、要は流動食とやらが流し込まれる訳です。味も素っ気もナイとはまさにこのコトで。
こんなんでも一応ハラは減るんですよ。んで、ハラ減ったなぁ〜とか思ってると『食事ですよ〜』とか言いながら、看護婦さんが氷枕くらいのデカい袋をブラ下げてやって来るわけです。毎回毎回同じ袋で、透けて見えてる中身の色も同じ。言うなればキーマカレー風の色合い(笑)。

コレは業者サンへ僕からの提案ですけどね、せめて色くらい変えたらどんなモンでしょね?どうせ僕らは味も匂いも分からんのだから、せめて見た目くらいは。一週間ローテーション出来る程度のカラーバリエーションで。現代の科学ならそんなの雑作も無いことでしょ?
毎回毎回もれなくカレー風ばかりだと気分も萎え萎えですよ。
今日の夜は何色かな〜と。今朝はライムグリーンだったしな〜、晩はやっぱ暖色系にしてもらわんとバランスとれんな〜。こないだのサンシャインオレンジなんか結構良かったもな。とかさ、色々楽しみも出来る訳でね。今年の春の新色は何だろね〜とか。戯言です...。

CA3C0398.jpgそうそう、それでですね、カニューレもやっと外れまして、『今日からゴハンですよ、良かったですね〜』なんて言われてメッサ期待してたんですけどね。期待とは裏腹に、先ずは「食べる訓練」なるものを毎食やる訳です。今となっては理解してますが、当時の僕にとっては単なる「イジメ」でしたねぇ〜(笑)。要は、噛む力も飲み込む力も衰え切っているので、とにかく柔らかいもの、水分に関しては絶対にサラサラの物はダメで粘度が高いもの。
するとどうなるかと言いますと、3分粥とアホみたいに粘度の高いみそ汁。その量がまた切ないまでの大盛り。いや、当時の僕にしたらメガ盛りですね。吉牛の大盛り用どんぶり位の器にスリ切り一杯ナミナミにお粥が(笑)。『それ全部食べ切らないと次のステージ(5分粥→3分粥→全粥)には進ませないわよっ!』 鬼ですよオニ。そのリハビリの先生めっちゃ美人なのに超スパルタン。キャッツアイの瞳おねえさんに似た美人先生で、ステキな先生だなぁ〜なんて思ったのもつかの間、多過ぎるお粥を半分くらい食べてギブアップ宣言した刹那、イキナリ角が生えました(笑)
『ホレっ、みそ汁っ!』指差された先には、すっかり忘れてたみそ汁。
皆さんはトロみの付いたみそ汁を飲んだ事が有りますか?中華的なトロみなんかじゃ全然ありませんよ。決して大袈裟じゃなくトロロイモくらいのトロみ。しかも病人用超薄味。
バツゲームですよね〜アレ。でも先生はツノ生えてるし。涙目で飲みました...。

小学生以来だな...。人前で半泣きでゴハン食べたの....。

次のステージに進めんの!?オレ!?

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初級-身体障害者入門-2 [闘病記]

乗れんのか!?オレ!?

急遽決まった車椅子デビュー。首謀者はM先生と看護師Kさんとウチの奥さん。

その時の僕はと言えば、確かに日に日に元気にはなってるものの、背もたれナシでは起き上がれないし、首も座ってない様な状態。
皆に元気になった事を褒められ気を良くしてニコニコしてたら急遽の強制デビュー。
『うっそぉ〜ん?まだ早いんじゃ?たぶんムリだって』のクチパクも虚しく、『イイねイイね、じゃやってみよぉ〜!』とのエセ読唇術。

CA3C0397.jpg皆に担がれてムリから車椅子に乗せられましてね...。
えぇ、乗りましたよ。そりゃ、乗せられましたからね。
で、ジぃ〜っとしてましたよ、ひたすらに。
そもそも無理なんですって!首も座ってないんだから。ムリだっつ〜の!

車椅子に「乗ってる」のでは無く、「乗せられた」。「乗ってる」のでは無く「置かれた」。
完全にオモチャにされた状態である(笑)。ちょっとでも動くとバランスが崩れて、首がカックンとなりそうで、ひたすらジッとして。
それなのにみんなして『わぁ〜スゴイすごい!』。

何となくだけど、赤ん坊の気持ちが分かったかも。はしゃいでるのは実は周りの大人だけで、当の赤ん坊は『そっとしといてくれよぉ...』とか『ムリから起こして座らすなよなぁ...』とか思ってるんだろなぁ...。喋れないだけで。

この頃から、両腕や首の筋力を付けるリハビリが始まりました。また、カニューレを外す予定も決まりました。カニューレを外すと、いよいよ鼻からの流動食ともお別れです。

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初級-身体障害者入門-1 [闘病記]

ホントにつながってんの!?ナースコール!?

相変わらずカニューレのせいでクチパク街道まっしぐらの僕でしたが、カニューレを使ってますと何が起きるのかと言いますとですね、やたらと『痰』が絡むんですよ痰が。その絡み具合たるや、一杯飲み屋で夕方からクダ巻いてるオッチャン以上に絡んで来てタチが悪い。しつこいったら有りゃしない。

取ってもらっても取ってもらっても、とってもゴロゴロしててとても普通に呼吸なんかとてもじゃないけど出来ない。とってもイヤなんです。とっても。
そんでどぉなるかっちゅ〜とですね、息苦しくて死にそうになるんですよ。つい最近まで死にかかってたのにですよ。

さすがにもう一回死にそうになるのはゴメンなんで、ナースコールを押すんですが、呼んだ時に限って全然来ない。来ないったら来ない。断線してるのかなって位に来ない。
間違って何かの拍子に押ささった時に限ってマッハでやって来る。どゆこと...?

意思の伝達が出来ないストレスもピークに達しつつ有った頃、『今のカニューレからスピーチカニューレに換えるかい?』という提案が担当の医師から有りました。結局は期待だけさせられて終わったので、そのスピーチカニューレたる物がどういった物なのかは良く分からずじまいでしたが、今年の年明け早々に入院した際に、同室の患者さんでスピーチカニューレを装着した患者さんが居たのですが、めっちゃロボットみたいな声でちょっとかっこイイな〜と。モロに今流行のボーカロイド的な声で。どうせなら使ってみたかったなぁ〜、せっかくだから。色々録音とかして遊べたのにな(笑)。僕の年代なら絶対にYMOのライディーンのマネとかしちゃうな(笑)、『トキオートキオー』。

CA3C0396.jpgこの頃から体力も急激に回復していき、日に日に元気になっていく僕。
カニューレも近々外されるとの予定を聞かされ、やっと伝わらないストレスからも解放される目処もたち、カニューレが外れたらやっと口径食になるとの予定も聞きウキウキ気分の僕でした。
担当してくれてた医師や看護婦さん達も『奇跡って起きるもんなんだね〜』と。つい先日までは人工呼吸器外したら脳死か植物人間になると言われてましたから、目覚ましい回復でした。
ただ、熱だけは依然高い状態が続いてましたので、常時『熱冷まシート』をヘビロテで(笑)。

その目覚ましい回復ぶりにすっかり気を良くした医師や看護婦さん達、そして奥サンまでもが『この調子なら車椅子もイケるんじゃない!?』と。
急遽決まりました『車椅子デビュー』。当然生まれて初めての車椅子。初体験ですよ、はつたいけん。
思い返すと初体験と名の付く事をしたのはいつ以来だろな〜。アノ時は随分と若かったもな〜...以下自粛。

この医療スタッフ達と奥サンの共謀による、半ば悪ノリ、いや確信犯的悪ノリとも言える本人の意思無き強制車椅子デビュー決定!!

乗れんのか!?オレ!?


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