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さすがに [闘病記]

さすがに今日は震災の記事が多いですね。

2年前の今日、僕は何をしていたかと言うと、リハビリ病院でリハビリでした。

午前中のリハビリを終え、午後のリハビリ中に大きな長い揺れ。
そこは1つのフロアを殆ど体育館の様にした広いスペース。僕は窓際でストレッチを受けていました。最初は「揺れてるね〜」なんて感じでしたが、徐々に揺れも大きくなって一向に弱まる感じも無く、ちょっとヤバイんじゃないかなと思い窓際から離れました。デカいガラスが連なる窓際でしたからね。ガラスが降って来たら大ケガしちゃうから。フロアの中央に寄ったは良いけど、もし天井が落ちて来たらどうしようとか、その日のリハビリ担当は以前僕に「両足義足は歩けない」と言い放ってくれた人でしたが、「あぁ〜ここが崩れて下敷きになったらコイツと一緒に死んじゃうのかぁ...」とか、揺れてる間ずっと考えてたのを今でもハッキリ覚えてます。

その後自分の病室に戻り早速テレビを付けたら、そこには想像を絶する現地の惨状が映し出されてました。テレビを見て、震源が東北な事や現地がとんでもない事になっている事、今まさに津波が襲っていること等を知りました。はじめは十勝とかが震源で、北海道だけが揺れたと思ってましたから。

もう2年、あの日から。

僕にとっても激動でした。両足に始まり片目片耳、上肢運動機能に平衡感覚と記憶、いっぱい無くなりました。それでも被災地で本当に何もかもを無くしてしまった人達の喪失感に比べると...。

僕の激動も未だ続いています。決して治る事は無いと太鼓判を頂いた原発性免疫不全症候群、それを裏付けるかの様な入退院の連続、いつまた繰り返すか分からない髄膜炎への恐怖、死ぬまで続くであろう治療。正直不安で一杯だ。それでも最初は「助からない」と言われ、次ぎは「良くて植物状態」と言われ、そして寝たきりから車椅子になり、歩くのは不可能から歩ける様に。その渦中に置いては、その微々たる進歩さえ感じる事が出来ずに居たが、今改めて振り返るとこれだけ良くなった。だが、被災地の現状は未だ復興の目処すら立たない地域が数多く有るし、福島にいたっては自宅に戻る事すら許されない状況が何十年も続くとさえ言われてる。
未だ激動の渦中で先が全く見えない。

もう2年なのか。まだ2年なのか。人それぞれで感じ方は如何様にもなろう。

この2年間、僕が折れずに来れたのは、気にかけてくれる人、想ってくれる人が居たからに他ならない。家族はもちろん、知人友人顔見知りから全然知らない人、そしてブログにコメントを頂いた人達。その存在が無ければ僕なんかとっくに折れて自暴自棄になってたのは明白だ。

被災地には未だ多くの物理的現実的な支援が必要だ。でも一番大切なのは、たとえテレビや新聞で最近見かけなくなったとしても、未だ激動の渦中である被災地を気にかけるみんなの「想い」ではないかと。復興が完遂するまで風化させないという想いではなかろうかと。
僕がそうだった様に。

 
ただ今のBGM
Sukiyaki by Kyū Sakamoto



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けんさく [義足生活]

今回のお題は「けんさく」

検索ですよ検索。健作森田じゃ無い方ね。さらば涙と言わない方ね。

2月の頭に「検索ワード」ってのを書きましてその中でも言っておりますが、ブログに如何様な検索語句にて侵入しとるのか?って話し。その機能を知ってからは時々覗いとる訳なんですが、検索の語句ひとつ取ってもその人が何を知りたかったのかと想いを馳せる訳なんですわ。センチメンタルですからね僕は。

前にも書きましたが、やはり「車椅子」と「義足」絡みの語句が非常に多い。
そうなると「あぁ、この人も車椅子になっちゃったのかな...」とか「義足になっちゃったのかな...。」とか想いを馳せる訳ですよ僕なんか。センチメンタルだから。実際僕も入院中、特にリハビリ病院の時なんかは携帯で検索しまくりましたからね。ホントに歩けんのか?どれくらいで歩ける様に?義足でどんなコト出来んの?痛いの?何キロくらい歩けんの?階段は?もう思いつく限りの言葉で検索しましたからね。そうね、その頃は100センチメンタルは超えてましたよね。

でもね、色々ヒットした検索の中で実際に義足で生活している人が書いたブログなり手記なりを読んで心強く思ったり、勇気や希望が湧いて来て100センチメンタルが75になり50になり、リハビリが進む毎に30になり20になり、膝立ちでばんばん歩ける様になった頃にはそれが10になり、やがて仮義足での歩行訓練が始まるといよいよ5になり、「歩けるかも」って希望が確信に変わったときに0センチメンタルになり、僕のセンチメンタルジャーニーby松本伊代は終わる訳です。ご清聴ありがとうございました。

いえね、最近その検索ワードで「リハビリで歩ける様になるまで」とか「歩ける様になる」とかの類いがエラく多くてですね、ちょっと気になってたんですよね。
リハビリの渦中に居る人にとっては先が全く見えない、こんなこといつまで続けんの?こんなコトやっても時間の無駄じゃね?ってなったりするんですよ。
無くしてしまったり全然思う様に動かなかったりして、ただでさえヘコんでるのにひたすらリハビリ。リハビリしたところで進歩なんて微塵も感じられずに、ただただ現実を突きつけられて更にヘコむ。完全に悪循環ですよね。

僕は本当に本当に運が良くて、素晴らしいと言うか僕の中での「No.1 PT」に出会えましてね、もうホント彼のおかげで歩ける様になりました。

ってコトで、次回以降時々そのNo.1 PTの彼にもご協力頂いて、実際に僕がやってきたリハビリ内容をちょいちょい書いて行こうかなと今思いついたw。完全に事後報告w。

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Violent & Funky by Infectious Grooves


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