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膝立ちバンザイ-6 [リハビリ]

立てるのか!?オレ!?


立っちゃいましたよね〜オレ。
立つだけ(笑)。いや、ホントにただ立つだけ。

CA3C0428.jpg「生まれたての子鹿の様に」なんて良く聞く極々有りふれた比喩だけど、なかなかどうして実際にそうなるコトなんて滅多に無いわけで。でもね、今回ばかりはホントに子鹿もビックリなくらい。グレート子鹿が横に居たら「ダイジョブかおい!?マジメにやってんの?」って言うだろなっつ〜ほどのバンビ度合いでしてね。
散々膝立ちで膝の皮が脱皮して、膝から成虫になるとか言っておきながらナンだけど、膝立ち卒業したら鹿のツノ生えて来るのを確信出来るほどの両足ガクブル超バンビ状態。

当然、義足初体験の場所は平行棒の中。力のバランスとしては腕力9割りの脚力が1割り(笑)。
結局この時は、1歩も足を出せずに終了...。力の加減も、腕の力を少しでも抜くとドエラく痛い。おそらく「腕:足」の割合は9:1を8:2にも出来て無い感じ。いやはやなんともナサケ茄子...。

あんだけ膝立ちの練習だけを何ヶ月もして来たにもかかわらず、何故に1歩も動けんの?オレ!?っちゅ〜話しなんですがね、とにかく断端(切断した切り口)が痛くて痛くて。もうホント痛過ぎてね、痛くて痛くて痛さの依託販売始めましたの看板出す勢いで。
足を切断してからの約半年、大事に大事に愛でて愛でて可愛がられて来た断端様がですよ、いきなり全体重を掛けられる訳だからまぁ、仕方が無いっちゃ仕方がないんだけども、それにしても骨の断面痛過ぎ。知覚過敏ですよコレ。毎晩シュミテクトを塗っとかんとね。

これは後になってから色々と分かる事なんだけれども、結局のところ原因は単純な話しで、要は義肢装具師の腕が悪かったと。相性云々の話しも勿論わからん訳では無いけれど、それを差し引いても「腕が悪かった」と言い切るのか!?オレ!?
はい、言い切りますよ「義肢装具師の腕が悪かった」と何度でも。ホントに。
余りにもど〜しよ〜も無いってんで途中で担当の義肢さん、別の人に変わってもらいましたもんね。

だいたい最初っからオカシイわけですよ。これから義足を作ろうって人間に「義足に期待するな」とか、リハビリのリの字も始まって無いのに「両足義足では歩けない」とか、やれ「前例が...」どうだとか。まだ義足の写真すら見た事が無い人間相手に専門用語の連打羅列で説明を続けて、質問すると更にそれに対して専門用語...。話しの全てに於いて要領を得ない。コイツ絶対に仕事出来ないヤツだな〜と思ってたけど、想像してたよりも遥か斜め上(笑)、想定外にもホドが有りますよと。イイ加減にせなアカんよねT代君。ィャほんと。
もっと言うとそのBB義肢製作所もどうなの?って話しでね。地方の支店で散々クレーム出まくりの田S君を、使いモンにならんからって札幌に飛ばして、B場義肢製作所じゃ前例の無い様な症例の俺に、ワザワザ使いモンにならん彼を担当させるかい?どうなの馬B義肢製作所サン!?ぃゃホントにさ。
ついでにもう一丁言うとですねぇ、ここのリハビリ病院も実際どうなの?っちゅう話しでね、一番最初の担当理学療法士S大先生。両足義足での歩行は無理だと言ってたアノS先生。彼に至っては義足の患者を担当すらした事が無い。にも関わらず、したり顔で「両足義足で独歩(杖等を使わない)は無理ですねぇ、前例も有りませんし。」て。前例もナニも、ハナっからナンも無いじゃんそもそもが(笑)。

更についでにもう一丁言おうかと思いましたけど、腹立たしさ通り越して笑えてる今のウチに止めとくコトにします。

ホントならこの場でそのドモならん度合いを洗いざらい全部ブチ撒けたって構わないんだけど、本来そんな事を書きたくてこのブログを始めたわけでは無いので、この話題はこの辺で止めておくけれど、どうしてもココは避けて通れない所だったのでね。

それにしても今回の一連の事で、病院の体制や医療制度には「ソレってどうなの!?」って思う事が多々有りましてね。それはまた別の機会にでも書いて行こうかなと思う次第で。

CA3C0427.jpgで、本題の義足ですが、担当の義肢サンが別の義肢サンになってからと言うもの、進みが早くて早くて。今までの時間は何だったんだと。次々に問題点を解決していってくれましてね、人が変わるとココまで違うモンかい!?って驚きの連続でして。最初の型を採るところから彼にやってもらいたかったなぁと、有る意味凄く残念に思いました。だって、最初から全部彼にやってもらっていたら、確実にもっと良い物が出来ていた事は明白でしたからね。

この時点での僕のリハビリ内容は、毎回軽いストレッチの後はひたすら歩く。フラ付こうがモタ付こうがとにかく歩いて歩いて歩きまくる。午前1回、午後2回のリハビリ以外でも病院内をなるべく歩く。
そんなある日、天気の良い午後。『思い切って外を歩いてみますか?』
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

とうとう外出ちゃう!?オレ!?


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コメント 8

Bi-Shop

担当でそんなに変わっちゃうもんなのね……
なんか読んでて腹立たしいを通り越して切なくなるなぁ……
by Bi-Shop (2012-06-01 22:49) 

こつこつジミー

>>>Bi-Shopサン
義肢装具師とは言うものの、職人としての要素が凄く高いのよね。だからダメな奴は何年やってもダメだと思う。勉強が出来る出来ないの頭の良さじゃ無くて、回転の早さや想像力や発想力、そして探究心とかが必要じゃないかと。

そもそも向いて無いんだよ田代君は(アッ言っちゃったw)。俺の担当外れた後で、同じ病室のオジサンの装具(義足や義手じゃなくコルセットの方ね)を担当してたんだけど、話し聞いてて頭来たもん。そのオジサン入って来た時は完全に片麻痺で、身体が縦半分全く動かない状態だったんだけど、やっと装具付けて立てる様にまでなってさ。オジサンにしてみれば、その装具ってのは夢や希望そのものなんだよね。それをだねぇ、あんなでたらめな態度でやられるとさ、リハビリの過程を全て知っているだけにホントに腹が立ってね。

この時ばかりは足が無くて良かったなと思ったよ。
足が有ったら飛び蹴りカマしてたわ(笑)
by こつこつジミー (2012-06-01 23:45) 

スガデガス

「フラ付こうがモタ付こうがとにかく歩いて歩いて歩きまくる。」

この一文、元気出ますね。
自分もがんばろうって思います。


by スガデガス (2012-06-06 07:26) 

大腿切断の人

私は右大腿切断で義足を使っています。
両下腿切断の友人がいますけど、普通に歩いたり小走りしてますよ。
膝関節が残っていていいなあと思うくらい。
下腿切断だと部品よりソケットが命なので、ご自分で色々調べてみるのも面白いかもしれません。
あと、両下腿切断だと義足を長く作って身長を伸ばせます。シークレット義足ですね。
友人は5cmも身長が伸びました。
by 大腿切断の人 (2012-06-07 23:44) 

こつこつジミー

>>>スガデガスさん
ありがとうデス。
是非駄歌詞にでも(笑)
by こつこつジミー (2012-06-08 00:42) 

こつこつジミー

>>>大腿切断の人さん
初めまして。
貴重な御意見ありがとうございます。


by こつこつジミー (2012-06-08 00:56) 

希衣紗

読んでみたけど今まで読んだどの本よりも面白かった

by 希衣紗 (2016-06-12 13:28) 

希衣紗

つずきがよみたいけどやり方わかんない
by 希衣紗 (2016-06-12 13:34) 

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